【流山開発のIC西部プロジェクト 物流は免震4棟42万㎡】 | 建設通信新聞Digital

4月28日 日曜日

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【流山開発のIC西部プロジェクト 物流は免震4棟42万㎡】

◆スポーツ・レジャー施設も併設

 物流施設の建設が相次ぐ千葉県流山市の常磐道流山IC近くで流山開発(東京都渋谷区、霜田高志代表取締役、福田伸一代表取締役)が計画する複合開発「流山IC西部プロジェクト」の概要が明らかになった。免震構造4階建て4棟総延べ42万2727㎡(容積率対象)の物流施設と、地域貢献施設(市民のためのスポーツ・レジャー施設)などの整備を予定している。

北東からの鳥瞰イメージ

 開発区域は、流山IC西側かつ常磐道を挟んで南北約2.1㎞に及ぶ農地(下花輪455ほか)38万1934㎡。北端は物流施設「GLP ALFALINK流山3」の西側、南端は流山スポーツフィールドのC面西側にある。

 北から南にかけて常磐道北側はA敷地5万6034㎡、B敷地4万0835㎡、地域貢献施設用地10万8519㎡、常磐道南側はC敷地7万6073㎡、D敷地4万1579㎡、E敷地7794㎡で構成し、このほか5万1096㎡は道路や水路などの公共施設用地とする。

 A敷地には、免震構造4階建て延べ10万6840㎡の物流施設を建設する。1、2階間の上りスロープを二つ、下りスロープを一つ設け、1階の東西と2階東側にトラックバースを配置する。7800m3の雨水貯留槽と100t×4基の防火水槽なども設ける。

 B敷地には、免震構造4階建て延べ8万0906㎡の物流施設を建設する。1、2階間の上りスロープ、下りスロープを一つずつ設け、1階の東西と2階東側にトラックバースを配置する。6000m3の雨水貯留槽と100t×3基の防火水槽なども設ける。

 C敷地には、免震構造4階建て延べ15万1976㎡の物流施設を建設する。各階に接続するランプウェー二つと中央車路を採用し、各階の中央車路沿いにトラックバース(1階のみ建物西側も)を配置する。1万1600m3の雨水貯留槽と100t×4基の防火水槽なども設ける。

 D敷地には、免震構造4階建て延べ8万3003㎡の物流施設を建設する。3階にのみ接続する上りランプウェーと3階から1階に降りるスロープを一つずつ設けることで、トラックバースは1階の東西と3階の東側に配置する。5680m3の雨水貯留槽と100t×3基の防火水槽なども設ける。

 E敷地には998㎡の倉庫3棟を建設する。1080m3の雨水貯留槽と40t×1基の防火水槽なども設ける。
 地域貢献施設用地には、ウエーブプール、イベント広場、クラブハウス、地産地消によるファーマーズマーケット棟、飲食店舗棟、物販店舗棟、アウトドアショップ、BMX(バイシクル・モトクロス)コース、スケートボードパーク、グランピング施設、駐車場などを整備する。

 開発コンサルタントはグローバル・デザイン(東京都新宿区)が担当している。
 市街化調整区域内にあるため、実際の開発に当たっては農地転用や開発許可、地区計画などの手続きが必要となる見込みだ。

 

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