【万博パビリオン オランダ『共創の礎』で新しい生活様式提案】 | 建設通信新聞Digital

5月9日 木曜日

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【万博パビリオン オランダ『共創の礎』で新しい生活様式提案】

◆建設は淺沼組ら日蘭企業コンソーシアム

 オランダは、2025日本国際博覧会に出展するパビリオンの概要を明らかにした。『コモングラウンド-新たな幕開け』をメインテーマに据え、再生可能エネルギーや循環型社会、ライフサイエンス、健康、持続可能な農産食品、園芸技術、革新的技術とデジタル化を活用した新しい生活様式を提案する。

イメージ(Copyright Plomp)

 規模は延べ約1185㎡。タイプAのパビリオンとなる。建設は、オランダの設計事務所であるRAUと体験型デザインスタジオのTellart、建設コンサルタントのDGMRのほか、淺沼組が参画するコンソーシアムが担当し、2024年早期に着工する。完成時期は未定。
 パビリオンは、箱形の建築の上から直径11mの球体が半分浸食したようなデザインとなっている。球体は『次世代への太陽』として、日の出を表現するとともに、無限のクリーンエネルギーを象徴する。水から生成されるオランダの新技術や有害ガスが排出されないエネルギーの創造を実際に体験できる内容となる。

カウパース総領事(中央右)ら関係者

 5日に大阪市内で開いた会見で在大阪オランダ総領事館のマーク・カウパース総領事は「『コモングラウンド』は共創の礎であり、そして新しい価値をともに生み出すための基盤となる。その核心は、共通の人間性を認識することだ。それぞれが持つ恐れや希望、夢を認め合うことで、社会が直面するグローバルな課題を解決するための新しい可能性を発見することができる。この考え方こそが、大阪万博のオランダパビリオンそのものだ」と趣旨を説明した。

 また、淺沼組大阪本店コスト管理室の沖田稔室長は「素晴らしいパビリオンの実現に向け全力を尽くす」と意気込みを語った。





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