和歌山県は、2025年大阪・関西万博に出展する和歌山ゾーンの出展基本計画を策定した。「和歌山百景-霊性の大地-」をテーマに地域の産業や食、文化、自然などの魅力を伝える。ディレクターは和歌山未来創造プラットフォーム文化・芸術ワーキングチームリーダーを務める吉本英樹東大先端科学技術研究センター特任准教授が務める。期間中の来場者数は30万人を見込む。
紀伊山地の巨木をイメージした映像のタワー「トーテム」を環状に配置し、多様な魅力を発信する。中央に配置するステージではトーテムの映像と連携して伝統芸能などのパフォーマンスを行うほか、カウンターバーでは県内の食を提供する。
和歌山ゾーンは、関西広域連合が設置する関西パビリオン内に設ける。敷地2453㎡のうち、和歌山県は251㎡を活用する。パビリオンは関西広域連合が整備しており、展示設計・製作・工事は和歌山県が発注する。現在は基本設計の委託先を選定中で、秋以降に詳細設計・施工の募集を始めたい考えだ。