【石垣市新庁舎】赤瓦屋根や琉球石灰岩活用し「集う市役所」に 設計は隈研吾JV | 建設通信新聞Digital

4月20日 土曜日

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【石垣市新庁舎】赤瓦屋根や琉球石灰岩活用し「集う市役所」に 設計は隈研吾JV

赤瓦屋根など地場の自然資材を積極活用

 沖縄県石垣市は、新庁舎の基本設計を作成した。赤瓦屋根が集まる集落のような外観で「集う市役所」を表現している。設計は隈研吾建築都市設計事務所・洲鎌設計室JVが担当し、引き続き実施設計を進め、2017年度内の工事発注、19年度末の開庁を目指す。
 規模はRC・S造地下1階地上3階建て延べ1万3565㎡。1階に窓口部門を集約し、2階に執務室や市民が利用可能な大会議室を備える。3階は議会フロア。施設中央は吹き抜けとし、各階の視認性や一体感を高める。地下は備蓄倉庫などとする。
 災害対応として制震構造を採用するほか、一部諸室は床免震ラックとする。十分な耐風圧強度を確保した赤瓦屋根や窓設計とし、台風にも万全を期す。隣接する消防庁舎やヘリポート、八重山病院と連携しやすい建築計画とする。
 石垣の魅力を発信するため、赤瓦屋根のほか、琉球石灰岩など地場の自然資材を活用する。建設地は同市真里栄の旧石垣空港跡地。敷地面積は約3万0159㎡。

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