【新可燃ごみ処理施設DBO 4月に事業者募集手続き】淡路広域行政組合  | 建設通信新聞Digital

5月10日 金曜日

公式ブログ

【新可燃ごみ処理施設DBO 4月に事業者募集手続き】淡路広域行政組合 

◆29年度稼働開始目指す 

 兵庫県洲本市と南あわじ市、淡路市で構成する淡路広域行政事務組合は、「淡路地域ごみ処理広域化施設整備基本計画案」をまとめた。淡路島内の可燃ごみ処理施設と粗大ごみ処理施設を集約する。新可燃ごみ処理施設整備では、DBO(設計・建設・運営)方式を採用し、2024年4月に事業者の募集手続きを開始。29年度の稼働開始を目指す。粗大ごみ処理施設は従来方式で29年度以降に整備に着手する方針だ。

両施設完成時のイメージ(左が可燃ごみ処理施設)


 事業では、現在稼働しているやまなみ苑(処理能力日量135t)と夕陽が丘クリーンセンター(同16時間当たり80t)、奥畑粗大ごみ処理場(同日量80t)を集約化した新ごみ処理施設を整備する。25年度から可燃ごみ処理施設をやまなみ苑の隣接地に建設。31年度の稼働開始後にやまなみ苑を解体し、跡地に粗大ごみ処理施設を整備する。35年度の供用開始を予定している。建設費は、可燃ごみ処理施設が239億円、粗大ごみ処理施設が34億円を想定する。

 新可燃ごみ処理施設は、ストーカ式を採用した焼却炉2炉(処理能力日量計153t)で構成する。新粗大ごみ処理施設の処理能力は日量9t。破砕設備と選別設備などを組み合わせてアルミや鉄を資源化し、可燃残渣は適切に焼却処理する計画だ。
 建設予定地は、兵庫県南あわじ市広田広田1174。



【公式ブログ】ほかの記事はこちらから


建設通信新聞電子版購読をご希望の方はこちら