【マンガの聖地】トキワ荘に情報発信、企画展示機能など としまミュージアム基本計画(案)まとまる | 建設通信新聞Digital

4月27日 土曜日

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【マンガの聖地】トキワ荘に情報発信、企画展示機能など としまミュージアム基本計画(案)まとまる

「トキワ荘等に関する基礎調査」で作成したトキワ荘復元模型(1/50)

 東京都豊島区は、(仮称)マンガの聖地としまミュージアム整備基本計画(案)をまとめた。手塚治虫や石ノ森章太郎ら漫画家が生活した2階部分の8居室や玄関、階段、共同炊事場などを忠実に再現する。区は5月中旬に設計者の選定方法を決め、6月には同整備にかかる展示・建築設計検討会議を新設するとともに、設計契約を結び、展示・建築の基本・実施設計に着手する予定。2018年3月に展示設計、5月に建築設計の完了を目指す。
 としまミュージアムは、南長崎3丁目の区立南長崎花咲公園内に整備。S造2階建て延べ約420㎡の規模を想定する。トキワ荘は1階に情報発信、企画展示、利用者サービスなどの機能を備え、「マンガの聖地としま」のランドマークとして整備する。建設工事は18年度に着手し、工期は外構を含めて15カ月を予定。19年12月の竣工後、展示調整など準備を経て、東京五輪前の20年3月オープンを目指している。

機能配置イメージ

 25日の同整備検討会議(里中満智子座長)で基本計画(案)をまとめた。高野之夫区長は「いよいよトキワ荘復元の実現に向けてスタートする。設計・建設段階に入る」とし、運営面も含め積極的に取り組む姿勢を示した。基本計画策定業務は、丹青社が担当した。

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