【"マンガの聖地"を再現】トキワ荘マンガミュージアムで開館記念式典開催 オープンは7/7 | 建設通信新聞Digital

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【“マンガの聖地”を再現】トキワ荘マンガミュージアムで開館記念式典開催 オープンは7/7

 東京都豊島区は27日、手塚治虫など昭和を代表するマンガ家たちが若き日に暮らしたトキワ荘を忠実に復元した「トキワ荘マンガミュージアム」の開館記念式典を南長崎3丁目の現地で開くとともに、7月7日のオープンを前に報道機関に公開した。高野之夫区長は「念願のトキワ荘マンガミュージアムが完成し、開館を迎えることができた。これから“魂”を入れ、日本が世界に誇るマンガ・アニメ文化発展の拠点として発信するとともに、地域のまちづくりを進めてきたい」とあいさつした。関係者がくす玉を開き、“マンガの聖地”の再現を祝った。

高野区長


 式典には関係者約200人が参加し、小池百合子都知事、運営検討会議座長でマンガ家の里中満智子氏、トキワ荘に住んでいたマンガ家の水野英子氏らが祝辞を述べた。基礎調査から建築設計、展示設計・施工を担当した丹青社の高橋貴志社長は「多くの思いが結集し、よみがえったトキワ荘の懐かしさと未来志向が入り交じった魅力的な空間を楽しんでほしい。過去から現在、未来に向けて発展・成長し、愛される施設になることを願っている」と期待を込めた。

高橋社長


 施工を担当した渡邊建設(豊島区)の渡邊裕之社長は「未来永劫(えいごう)残る建物建設に電気、設備も含め地元企業が携われたことを誇りに思っている。多くの職人の苦労の思いがこもっている建物が、将来のマンガ家、アニメーターが育つ新たな礎になることを願っている」と述べた。

渡邊社長


 ミュージアムは、昭和30年代当時の木造2階建てのアパートの外観と、2階にある4畳半の部屋や共同炊事場、階段などをリアルに再現。マンガ家たちの寄せ書きなど貴重な資料展示のほか、1階に企画展示室なども備えている。

くす玉開き


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