パナソニックホールディングスは12日、2025年大阪・関西万博にパナソニックグループが出展するパビリオン「ノモの国」の起工式を行った。規模はS造平屋一部2階建て延べ1731㎡。設計監理は大林組と永山祐子建築設計、構造計画研究所、オーヴ・アラップ・アンド・パートナーズ・ジャパン・リミテッド、展示は乃村工藝社、施工は大林組が担当する。25年1月末の完成を目指す。
建築テーマは「3つの循環から生まれるパビリオン」で、使用済み家電から回収したリサイクル材や工場から出る端材・廃材、同グループが開発したリサイクル材などを積極的に活用する。万博終了後も建築に利用した材料を循環スキームに戻すことで、2025年日本国際博覧会協会が目標としている98.1%のリサイクル率達成を図る。
外構部の舗装ブロック約749㎡には、世界で初めてドラム式洗濯乾燥機のリサイクルガラスを使用したインターロッキングブロックを採用する。
パビリオンのコンセプトは「解き放て・こころとからだとじぶんとせかい。」。人の営みと自然の営みが循環・作用し合う中で、子どもたちが未来への希望を思い描けるような展示を目指す。
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