【東京・葛飾区】災害時活用の船着場など整備/中川かわまちづくり計画 | 建設通信新聞Digital

5月14日 火曜日

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【東京・葛飾区】災害時活用の船着場など整備/中川かわまちづくり計画

見晴らしデッキなども整備


 東京都葛飾区は、「葛飾中川かわまちづくり計画」をまとめた。見晴らしデッキや水辺の散策路、災害時に活用する船着場の整備を検討し、防災面を強化するとともに観光・休憩・展望・飲食の拠点を整える。計画は5年を目安とし、I期、II期に分けて整備する予定だ。

 計画は、8月10日付で国土交通省の「かわまちづくり支援制度」に新たに登録された。

 国交省は、水辺の散策路となる管理用通路(テラス)、坂道、階段などの河川管理施設を整備する。区は、金町、亀有、青戸、高砂のにぎわい拠点でデッキなどを整備するほか、ベンチ、照明、案内板、船着場の設置、河川空間までの導線整備などを実施する。イベントの開催、区が誇るキャラクターの活用、防災訓練の実施、高砂を拠点とした新たなスポットの創出なども盛り込んだ。

 区の担当者は「防災面を強化しながら、キャラクターなどを生かした独自性を持つまちにできれば」と期待を込めた。

 かわまちづくり支援制度は、実現性の高い河川や水辺の整備・利活用計画による良好なまちと水辺が融合した空間形成の円滑な推進を図る施策で、全国264カ所が登録されている。

 

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