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【成田空港の第8貨物ビル】24年10月供用開始、全日空が利用

第8貨物ビル完成イメージ


 成田国際空港(NAA)が千葉県成田市の成田空港内で整備を進めている第8貨物ビルが2024年10月に供用を開始する。高効率の空調設備や断熱性能の高い建材の採用などで「ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル) Oriented」の認証を取得した。

 第8貨物ビルの規模は、S造2階建て延べ約6万1000㎡(うち、上屋面積は3万8000㎡)。基本・実施設計は梓設計、施工は前田建設工業が担当している。

 全日本空輸(ANA)がビルを借り受けて利用する予定で、同空港内6カ所に点在している貨物上屋を既存の第7貨物ビルと新設する第8貨物ビルに集約。第8貨物ビルでは、輸出貨物や輸入貨物、三国間貨物、国内貨物などを取り扱う。医薬品や生鮮品などに対応するため、温度管理施設も拡充する。

 施設の省エネ対策では、太陽光発電のほか、シーリングファンと有圧扇を使った空気循環、断熱性能の向上による熱負担軽減策を導入する。

 同ビル近接地には、貨物ターミナル地区に直接アクセスできる貨物ゲートを新設する。施工は村上工務店が担当している。

 

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