【福岡市、渡辺通二丁目プロジェクト】3.7万平米規模のオフィス計画/九電ら | 建設通信新聞Digital

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【福岡市、渡辺通二丁目プロジェクト】3.7万平米規模のオフィス計画/九電ら

渡辺通二丁目プロジェクトイメージ

 九州電力と電気ビル、ふくおかフィナンシャルグループ(FFG)、十八親和銀行、福岡商事は26日、九州電力の本社がある福岡市中央区の渡辺通2丁目地区で「(仮称)渡辺通二丁目プロジェクト」に着手すると発表した。再生可能エネルギーなどの利用によるCO2排出量実質ゼロを目指したオフィスビルを建設する。2012年2月完成の電気ビル共創館(S・SRC造地下2階地上14階建て延べ3万7792㎡)と同規模を想定している。基本設計の委託手続きを現在進めており、25年度の着工を目指す。

 九州電力本社が入居する電気ビル本館などの一帯を段階的に再開発するプロジェクトの第3段階となる。対象地は中央区渡辺通2の一部。FFGが所有する十八福岡ビル周辺で、解体後に再開発ビルを建設する。付近には九電の「電気ビル第2別館」も存在するが、現時点で具体的な方針は決まっていない。

 敷地には、「渡辺通2丁目地区地区計画」が設定されており、周辺環境との調和に配慮した土地の有効・高度利用により、都心にふさわしい業務・商業・文化などの都市機能の充実化を図るとしている。地区全体の面積は約3.6ha。容積率の最高限度は700%となっている。

 開発に当たり、沿道の魅力づくりのほか、天然芝の緑地広場・カフェ棟を拠点とした地域のにぎわい・交流促進などに取り組むことで持続可能な社会を実現する。

 

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