岐阜県土岐市、瑞浪市からなる東濃中部病院事務組合は、DB(設計施工一括)方式で土岐市内に整備する(仮称)東濃中部医療センターの基本設計内容を公表した。病院棟など施設の総延べ面積は3万8371㎡となった。
現在、設計施工担当の五洋建設と内藤建築事務所によるコンソーシアムが実施設計を進めており、2024年2月に着工する見通しだ。25年11月末の竣工、26年2月の開院を目指す。
施設は、病院棟(S造7階建て延べ3万6367㎡)、リニアック棟(RC造平屋建て388㎡)、エネルギーセンター棟(S造2階建て延べ851㎡)、院内保育所棟(S造平屋建て300㎡)などで構成する。病院棟の病床は400床。
天然ゴム系積層ゴム支承や高減衰ゴム系積層ゴム支承、低摩擦弾性すべり支承、オイルダンパーを使用した免震構造とする。1、2階に主な診療機能を配置、4階以上は病棟とし、屋上階にヘリポートを設置する。
土岐市立総合病院と岐阜県厚生農業協同組合連合会(JA岐阜厚生連)が運営する東濃厚生病院(瑞浪市)を統合し、土岐市肥田町浅野の敷地約9.14ha内に新病院を建設する。
設置主体は土岐市と瑞浪市。JA岐阜厚生連が指定管理者となる。