完成イメージ
西日本シティ銀行と福岡地所が福岡市博多区のJR博多駅前で計画する「西日本シティ銀行本店本館建替えプロジェクト」が11月17日に起工した。西日本シティ銀行の村上英之頭取や高島宗一郎福岡市長らが起工式に出席し、工事の安全と無事竣工を祈願した。内外装のデザインは3XN Architects(デンマーク)、設計は日建設計・大成建設JV。施工は大成建設が担当する。2026年1月の完成を予定している。
村上頭取は「洗練されたデザインによって、新しいビル自体が博多駅前のランドマークとして多くの皆さんに認識されることを願っている」と語った。
西日本シティ銀行が保有するビルの連鎖的再開発の初弾として、市の容積率緩和制度「博多コネクティッドボーナス」の認定を受けて同銀行の本店機能やオフィスフロア、商業店舗などが入る複合施設を建設する。施設規模はS・RC・SRC造地下4階地上14階建て延べ約7万5678㎡。
9階から14階に入るオフィスフロアは博多駅前エリア最大級の基準階面積約1190坪を有するハイグレードオフィスとし、地下には高い音響性能を持った約400人規模のホールを設ける。地下3階の柱頭免震構造を採用し、大規模な地震を想定した耐震性能を実現する。建設地は博多駅前3-1-1の同銀行本店本館跡地。
