【北海道「公共建築の日」フォトコンテスト】只石さん、高橋さんに栄誉 | 建設通信新聞Digital

5月9日 木曜日

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【北海道「公共建築の日」フォトコンテスト】只石さん、高橋さんに栄誉

「冬のシンフォニー」


 「公共建築の日」「公共建築月間」北海道地方実行委員会と公共建築協会北海道地区事務局は、「公共建築の日」2023フォトコンテストの受賞作品を発表した。今回のテーマは「公共建築と風景、街並み」で、「デジタルカメラ」「携帯・スマホ」の2部門で募集した。デジタルカメラ部門のグランプリには只石秀樹さん(札幌市)が札幌市資料館(旧札幌控訴院庁舎)を被写体とした「冬のシンフォニー」、携帯・スマホ部門の特選には高橋碧さん(同)が百合が原公園サイロ展望台をモチーフとした「僕も登ってみたいな」が選ばれた。

「僕も登ってみたいな」


 フォトコンテストは、道内の公共建築を題材として、風景や街並みなどをさまざまなアングルから切り取った魅力ある写真を募集した。応募作品はデジタルカメラ部門が61点、携帯・スマホ部門が44点の計105点。審査委員会(佐藤雅英委員長)による審査の結果、デジタルカメラ部門はグランプリ1点、準グランプリ2点、佳作4点、携帯・スマホ部門は特選1点、入選、奨励賞各3点を選んだ。

 審査講評によると、冬のシンフォニーは、「雪の表現が素晴らしい。非常にメルヘンチックな作品だ。ストロボをたいてシャッターを切った瞬間の雪を止めた感じが非常に良い。2階の窓の色や全体をブルーにまとめた色彩もメルヘンチックを強調している。素晴らしい作品である」と総評した。

 僕も登ってみたいなは、「牧場から公園に生まれ変わるとき、この場所が酪農地帯であった軌跡を保存するため改修した展望台の表情と、それを見上げる幼い子どもとのバランスが絶妙。『僕も登ってみたいな』と言いそうな思いが伝わってくる。優れた作品である」と評価した。

 

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