【公共建築の日】被災施設の再建現場見学会や東北6県巡る建築パネル展を開催! 5団体が連携 | 建設通信新聞Digital

5月4日 土曜日

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【公共建築の日】被災施設の再建現場見学会や東北6県巡る建築パネル展を開催! 5団体が連携

 「公共建築の日」「公共建築月間」に向けて、公共建築協会東北地区事務局などの5団体で構成する同関連イベント実行委員会(代表・佐藤晃治同事務局長)の取り組みがスタートした。皮切りとして東北地方整備局を始め、東北6県や仙台市を巡る巡回建築パネル展を1カ月開催。9日にはメインイベントとして宮城県石巻市内で、日ごろ立ち入ることのできない東日本大震災に伴う津波で被災した各施設の再建現場などの見学会を開く予定だ。いずれも東北ブロック営繕主管課長会議に加盟する同局および東北6県、仙台市などの協力を得て実施する。
 同実行委員会は、東北の地域住民らに公共建築に親しんでもらおうと4月に創設。同事務局のほか、建築設備技術者協会、日本建築家協会、日本構造技術者協会、日本建築積算協会の4東北支部で構成する。
 パネル展では、これら建築関連団体の活動内容や再建した建築物の概要などを、写真や解説付きのパネルで一般でも分かりやすく紹介している。このうち10月30日から宮城県庁で展示しているパネル展では、県民や職員らが興味深そうにパネルを眺めていた=写真。
 また、見学会では、参加する建築系の大学生らに同局や宮城県の担当者が営繕関係業務について説明するほか、同局が整備した石巻港湾合同庁舎と県が建設中の石巻合同庁舎、第12回公共建築賞優秀賞を受賞した道の駅「上品の郷」などを視察する予定だ。
 佐藤事務局長は、同委員会の趣旨について、「公共建築は、地域住民の生活に密接にかかわりを持っており、地域活性化や生活・文化水準の向上、景観の形成など重要な役割を担っている。これを広く一般の方々に知ってもらうため、建築への関心を高めていくイベントを展開していきたい」と語った。

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