【木質オフィス】清水建設の設計施工で東京・赤坂に完成/野村不 | 建設通信新聞Digital

5月9日 木曜日

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【木質オフィス】清水建設の設計施工で東京・赤坂に完成/野村不

無柱の木質オフィス空間を実現


 
 野村不動産が、東京都港区で建て替えを進めていた木質サステナブルオフィス「野村不動産溜池山王ビル」が竣工した。清水建設が開発した最先端の木造ハイブリッド技術「シミズハイウッド」を活用し、高い耐震性と耐火性を確保しつつ、心地良い無柱の木質オフィス空間を実現した。ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)Ready認証を取得したほか、CASBEE(建築環境総合性能評価システム)-WO(ウェルネスオフィス)のAランク取得も予定している。21日に内覧会を開き、報道陣に公開した。
 規模はS一部木造地下1階地上9階建て延べ5594㎡。約470m3の木を使用した。
 外観デザインは、格子状の木質フレームを表出し、印象的な都市景観を創出した。木格子部を透明ガラスでケーシングすることで、美観保持と木の見える化を両立した。
 室内は、木質部材の柱・梁・スラブを鉄骨造と合理的に組み合わせることで木質化した。エントランスに近いラウンジには準不燃クリア塗料を塗布した木天井を配置した。設計施工は清水建設が担当した。所在地は赤坂1-1-14。
 
 

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