【日本工営JVがコンサル】バングラデシュ初の都市鉄道MRT6号線全16駅が開業 | 建設通信新聞Digital

4月29日 月曜日

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【日本工営JVがコンサル】バングラデシュ初の都市鉄道MRT6号線全16駅が開業

ウットラ中央駅~ウットラ南駅間を走行する6号線


 日本工営が基本計画から設計、施工監理、運営アドバイザーなど事業全体のコンサルタント業務に参画しているバングラデシュ初の都市鉄道、ダッカMRT6号線が当初スコープで定めた区間全てで開通し、16駅・長さ20㎞の路線が開業した。

 ダッカMRT6号線は、約2000万人の都市圏人口を有するダッカ市の交通渋滞・大気汚染などの社会課題を解決する同国初の本格都市鉄道として、日本の政府開発援助(ODA)により2014年から整備を始めた。22年12月末にウットラ北駅からアガルガオン駅の9駅を結ぶ11.7㎞の区間が部分開業し、毎日10万人近い乗客が利用している。

 今回開業したのはアガルガオン駅からモティジール駅までの7駅・9㎞区間。これにより車では現在渋滞などで2時間以上かかる移動が約35分に短縮できる。同路線はさらなる利便性の向上を目指し、モティジール駅から1駅延伸しバングラデシュ国鉄中央駅(カマルプール駅)に接続させることが19年に決定。25年中の完成に向けて現在建設が進められている。

 発注者はダッカ都市交通公社。日本工営は事業開始から同社初のMRT事業として携わる6号線のほか、1号線、5号北線の3路線にいずれもJVの幹事として参画し、基本設計・詳細設計・入札支援・施工監理業務などを担っている。

 

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