【FIDIC Award2018】インドのデリーメトロ建設工事が優秀賞! オリコンサルグローバルがコンサル | 建設通信新聞Digital

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【FIDIC Award2018】インドのデリーメトロ建設工事が優秀賞! オリコンサルグローバルがコンサル

 FIDIC(国際コンサルティング・エンジニア連盟)のFIDIC2018年次大会が10日に独ベルリンで開かれ、オリエンタルコンサルタンツグローバルが事業当初からコンサルタント業務を一貫して行っているインドのデリーメトロ建設工事事業がFIDIC Award2018優秀賞を受賞した。

授賞式で(左から)ジェイ・ワン・リーFIDIC前会長、アレン・ベンテジャックFIDIC会長、米澤栄二オリエンタルコンサルタンツグローバル社長、錦織敦同軌道交通技術第二部長

 同事業は、インドの首都デリーで1997年から進められ、2002年に開業した総延長が約350㎞に及ぶ都市鉄道の建設プロジェクト。16年現在で1日当たり平均乗客数が約280万人と首都の交通渋滞や大気汚染の緩和に寄与している。オリエンタルコンサルタンツグローバルは、事業当初から調査、設計、施工監理、維持管理体制構築などのコンサルタント業務に一貫して携わった。

混雑の中でも整列乗車が浸透したラジブ・チョーク駅

 列車の安全運行や車両の維持管理、環境配慮など、日本の多様な鉄道技術が活用されているのが特徴。また、工期順守や安全管理など建設現場における意識改革、メトロが正確に運行されることによって整列乗車が行われるといった行動変革、女子専用車両をつくったことによる女性の社会進出促進など、多様な側面からインド社会に貢献している。
 FFDIC Awardは、経済発展や地域社会の生活水準の向上に寄与したプロジェクトを表彰するもので、世界各国から多数応募されたプロジェクトの中から、ことしはデリーメトロを含む15のプロジェクトが優秀賞を受賞した。

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