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奥村組は28日から、米国メジャーリーグ(MLB)のボストン・レッドソックスに所属する吉田正尚選手を起用した新たなテレビコマーシャル(CM)の全国放映を開始した。建設現場を訪問した吉田選手が、そこで感じ取った奥村組社員たちの堅実さ、誠実さ、熱意をモノローグ調で語るドキュメンタリーCMとなっている。
新CMは2篇(へん)あり、『想いが宿るユニフォーム』篇は、吉田選手が普段着用している何千、何万もの期待を背負うユニホームと、建設業を愛する奥村組の信念が宿る作業服と重ね合わせ、その重みを感じながら真剣なまなざしで作業服に袖を通す作品だ。
『想いを受け継ぐ背中』篇では、カメラを片手に建設現場を訪れた吉田選手が、ベテラン社員から建設業への熱意を感じ取る若手社員の様子を目の当たりにする。
26日に都内で開いた新CM発表会では、入団記者会見風のアンバサダー就任式を実施。奥村太加典社長から背番号「7」の奥村組ユニホームを着せてもらった吉田選手は「(野球の)ユニホームを着るとスイッチが入る。同じ気持ちで作業服を着てCM撮影に臨んだ。建設現場では多くの職人さんやプロの方がコミュニケーションを取りながら同じ方向を向いて仕事をしており、野球と通じるものがある」と話した。
奥村社長は「MLBだけでなく、WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)でも活躍した吉田選手は適応力・対応力が素晴らしく、プレーの速さに感服している。本当に素晴らしい選手が当社に加入してくれた。社会の要請や環境の変化が大きく、速いこの時代に当社もしっかり対応していきたい」と述べた。
