【京都駅東に新拠点】「共創HUB京都」27年度内の竣工目指す/龍谷大ら | 建設通信新聞Digital

5月20日 月曜日

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【京都駅東に新拠点】「共創HUB京都」27年度内の竣工目指す/龍谷大ら

完成イメージ


 龍谷大学は、JR京都駅東側に延べ1万㎡を超えるイノベーションハブ拠点「共創HUB京都」の整備を計画している。大阪ガス都市開発、京都信用金庫と3者共同で整備するもので、産官学が連携しソーシャルイノベーションを誘発する施設を建設する。2027年度内の竣工を目指しており、1日に開かれた同大学の事業戦略発表会で深尾昌峰副学長は「さまざまな価値を共創する拠点を整備したい」と語った。

 「共創HUB京都」は、京都駅の東側、京都市立芸術大学新キャンパスの隣接地4000㎡に新設する。施設は8階建ての計画で、1、2階に京都信用金庫の施設「QUESTION」、カフェ、料理学校、3、4階に同大学のホールや多目的エリア、ラウンジ、5、6階に同大学の交流型学生寮、7、8階に交流型賃貸マンションを設ける。

 規模はRC造8階建て延べ1万2767㎡。今後は基本設計に着手、26年度から着工し、27年度内の竣工・運営開始を目指す。建設地は京都市下京区下之町21―1ほかの敷地4002㎡。

 事業は、京都市が公募した「京都市立芸術大学新キャンパス隣接地の活用に係る公募」に基づき、3者の「共創HUB京都コンソーシアム」が実施する。活用計画によると、社会課題解決につながる産業創出やコミュニティー形成、人材育成などを推進する環境を整備する。

 1639年に創立された同大学は、2039年までの長期計画「龍谷大学基本構想400」を進めている。このうち、20―23年度までの第1期中期計画では、深草キャンパスの大規模施設整備などを実施している。今回の共創HUB京都整備事業は24―27年度までの第2期中期計画の事業となる。

 

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