愛知県が長久手市にある愛・地球博記念公園内に整備する「ジブリパーク」の新エリアに16日、「魔女の谷」が開園したことで、全面開業となった。同日に、現地で開園式典を開き、大村秀章知事や鈴木敏夫スタジオジブリプロデューサー、宮崎吾朗ジブリパーク監督ら関係者が開園を祝った=写真。あいさつに立った鈴木プロデューサーは「全面開業までに6年9カ月かかったこともあり、特別の感慨がある。これまで尽力してきた宮崎監督に賛辞を送りたい」とねぎらった。
宮崎監督は「設計者や施工者の皆さんだけでなく、多くの人の助けがあって完成させることができた。皆さんに長く愛され、100年あり続けるパークであるために、今後もさまざまな手伝いをしていきたい」と語った。
同エリアの広さは約2.9ha。スタジオジブリ作品の「魔女の宅急便」や「ハウルの動く城」などに登場する建物のほか、メリーゴーランドやレストランなどが立地する。
パークでは、2022年11月にジブリの大倉庫(約0.8ha)、青春の丘(同)、どんどこ森(約1.8ha)の3エリア、23年11月にもののけの里エリア(約0.8ha)が開業した。
整備事業にはECI(施工予定技術者事前協議)方式を採用した。設計はスタジオジブリと日本設計、施工は鹿島が担当した。
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