【ジブリパーク基本デザイン】ハウルや魔女宅の世界が5エリアに! 22年度の開業目指す | 建設通信新聞Digital

4月27日 土曜日

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【ジブリパーク基本デザイン】ハウルや魔女宅の世界が5エリアに! 22年度の開業目指す

基本デザインを発表する大村愛知県知事

 世界に誇れるオンリーワンの公園に--。大村秀章愛知県知事は25日、県庁内で臨時記者会見を開き、長久手市の愛・地球博記念公園内に整備するスタジオジブリ(東京都小金井市)の作品をテーマにした施設「ジブリパーク」の基本デザインを発表した。また、3月30日に同社と確認書を締結し2022年度中の開業で合意したことを明らかにした。
 同公園内に▽青春の丘▽ジブリの大倉庫▽もののけの里▽魔女の谷▽どんどこ森--の5エリアを配置。05年愛・地球博の理念「自然の叡智」を継承し、相互に協力して公園全体の魅力を高める施設を建設する。18、19年度に基本構想と設計をまとめ、20年度の着工を目指す。
 青春の丘エリア(約7500㎡)は映画『ハウルの動く城』など、ジブリ作品に見られる19世紀末の空想科学的要素を取り入れた「エレベーター棟」を建設。周辺には映画『耳をすませば』の「地球屋」を再現する。
 ジブリの大倉庫エリア(約6500㎡)は9月末に営業を終了する温水プール棟を活用。展示室や子どもの遊び場などが入る屋内施設にリニューアルする。
 あいちサトラボ内の未供用部分に計画するもののけの里エリア(約5400㎡)には、映画『もののけ姫』の「タタラ場」をモチーフにした建物などを整備する。
 魔女の谷エリア(約2万7000㎡)は大芝生広場近くの未利用地に映画『魔女の宅急便』の「オキノ邸」などを設ける。既存の「サツキとメイの家」周辺に位置するどんどこ森エリア(約2万㎡)の裏山の森には散策路を再整備する。
 スタジオジブリから提供された基本デザインを見た大村知事は「思った以上にたくさんのコンテンツがあり驚いた」と感想を述べた。また「映画に出てきた本物を再現するため、今後は構想の熟度を高めていく」と意気込みを語った。

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