2025年日本国際博覧会協会は4月8日、整備が進む会場のシンボルである大屋根リング(北東工区)を報道陣に公開した。高科淳副事務総長は「木組み工事の進捗(しんちょく)は8割程度。9月末ごろにリングがつながる」と説明した。その後、植栽などを経て、開幕間際の完成を見込む。

　大屋根リングの西工区は竹中工務店・南海辰村建設・竹中土木JVと昭和設計のグループ、北東工区は大林組・大鉄工業・TSUCHIYAJVと安井建築設計事務所のグループ、南東工区は清水建設・東急建設・村本建設・青木あすなろ建設JVが、それぞれ設計施工を担当している。

　パビリオンの整備状況は、政府パビリオンと行政パビリオンが全て着工しており、プロデューサー館などの協会発注のパビリオンもおおむね工事に着手している。企業パビリオンは13館のうち12館で着工。海外パビリオンは50数カ国のうち12カ国で工事を進めている。

　

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