【兵庫建協のサマーセミナー】規模や作業人数の多さに圧倒! 工高生ら30人が大規模マンション現場で実習 | 建設通信新聞Digital

5月2日 金曜日

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【兵庫建協のサマーセミナー】規模や作業人数の多さに圧倒! 工高生ら30人が大規模マンション現場で実習

 兵庫県建設業協会のインターンシップ「建設サマーセミナー(西部地区)」が、姫路市内にあるマンション(ポレスター姫路ザ・レジデンス)の建設現場で開かれている=写真。大学生3人、専門学校生11人、工業高校生14人、通信制高校(普通科)生2人の計30人が参加し、28日まで職人の技を体験している。
 マンションの規模はRC造15階建て延べ8366㎡、98戸。設計はマリモ、施工は前川建設が担当している。2018年7月末の完成を目指す。
 実習は21日から始まり、職人に指導を受けながら型枠や左官、サッシュ、造作、鉄筋、クロス、コンクリート打設、圧設、電気・設備の各作業を体験した。24日には生コンプラントやキャタピラー三菱の工場を見学した。
 たつの北高校1年生の朝田まいこさんは「暑い中での作業は思っていたより大変」と印象を話した。デュアルシステムで実務と学業を両立する通信制高校である相生学院普通科3年生の宮田悠希さんも「普段は造作大工として木造建築の現場を体験しているが、規模も作業員の人数も違い、圧倒されている」と驚いた様子だった。
 前川建設の稲盛博哉建築工事部主任は「1年生が多く、一見大人しく見えるが、非常に真面目に取り組んでいる。これを機会にものづくりの楽しさを知ってほしい」と話した。
 協会でインターンシップコーディネーターを務める内藤康男ひょうご建設産業若年者入職促進協議会代表は「単なる技術だけでなく、コミュニケーションの大切さをこのインターンシップで学んで帰ってほしい」と期待を語った。

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