【予定価254億、プロバスケBプレミア基準など】参加8月23日まで/秋田県の新体育館PFI | 建設通信新聞Digital

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【予定価254億、プロバスケBプレミア基準など】参加8月23日まで/秋田県の新体育館PFI

新体育館のイメージパース


 秋田県は19日、PFIのBTO(建設・譲渡・運営)方式を適用する新県立体育館・整備運営事業をWTO対象の総合評価一般競争入札で公告した。参加申請書は8月23日まで受け付ける。入札書と提案書の提出期限は11月1日まで。12月10日のヒアリングを踏まえ、同月中に落札決定する。12月に基本協定、2025年2月に仮契約を結ぶ。建屋とロータリー、第2駐車場の設計・建設期間は2028年7月末まで。維持管理・運営期間は44年3月末。予定価格は254億3476万1000円(税込み)に設定している。

 築55年が過ぎて老朽化が進む既存の県立体育館について、今後の人口減少を見据え、関連した機能を備えるスポーツ科学センターと集約化・複合化し、民間活力で建て替える。男子プロバスケットボールBリーグのBプレミア基準に沿った整備・運営や興業時の交通対策が必要なことから秋田ノーザンハピネットと相互連携して事業を進める。

 規模は延べ1万7000―1万8000平方メートルで、建築面積は1万0225平方メートル以下とする。メインアリーナの観客席は6000席以上、映像・照明・音響装置や最先端デジタル技術、AI(人工知能)カメラなどを取り入れる。サブアリーナはバスケットボール公式規格2面と200席以上の観客を収容する。スポーツ医・科学機能にはアスリートのトレーニングや体力を測定する設備を整備する。

 予定価格のうち、体力測定室を運営する秋田県スポーツ協会への業務委託料は2億3500万円としている。

 アドバイザリー業務は日本経済研究所と山下PMCなどが担当している。

 建設地は秋田市八橋運動公園1―12。

 

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