【鹿児島・出水市】BTO、DBO検討/道の駅整備民活導入市場調査 | 建設通信新聞Digital

4月30日 火曜日

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【鹿児島・出水市】BTO、DBO検討/道の駅整備民活導入市場調査

道の駅「出水」鳥瞰図


 鹿児島県出水市は、(仮称)道の駅「出水」整備事業の事業概要を公表し、民間活力の導入に向けた公募型サウンディング調査の手続きを始めた。PFIのBTO(建設・譲渡・運営)とDBO(設計・建設・運営)方式のどちらかにEOI(アーリー・オペレーター・インボルブメント)を合わせた事業スキームを想定している。2028年度の施設完成、29年度の供用開始を目指す。

 南九州西回り自動車道の芦北出水道路の全線開通に合わせ、本線と隣接した場所に道の駅の設置を計画している。建設地は下鯖町の敷地3万9600㎡。地域振興施設約1400㎡、情報発信・休憩施設約210㎡、屋外トイレ約210㎡、防災備蓄倉などの防災・防疫機能、EV(電気自動車)充電施設などの環境保全機能、駐車場などで構成する。

 サウンディング調査の対話項目は、コンセプトや施設規模、業務範囲、広域連携、事業スキーム、市への要望事項、事業アイデアなどとする。事業スキームについては、施設機能や業務範囲を踏まえ、BTOとDBOのどちらがふさわしいか意見を求める。

 エントリーシートは24日まで、提案内容は30日まで西回り道・防災道の駅推進課で受け付ける。12月8日にかけて対話し、同月26日に調査結果を公表する。参加資格は、参画意欲がある法人か法人のグループとする。

 想定スケジュールは、24年度の用地交渉、24、25年度のアドバイザリー業務、25、26年度の基本・実施設計と土木工事、26-28年度の施設建設工事、28年度の外構工事を予定している。23年度のPPP/PFI導入可能性調査業務は長大が担当している。

 

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