ボッシュは9月6日、横浜市で建設を進めていた「ボッシュ本社および都筑区民文化センター(Bosch Hall)」の竣工を記念した会見・本社見学会と竣工式を開いた。5月から稼働している新本社に加え、同敷地内で整備を進めていた都筑区民文化センターと全天候型広場を含めた施設一体が竣工した。設計施工は大林組と竹中工務店が担当した。
本社見学会では、ショールームやカフェ、シアター、週末は一般開放する予定の会議室などの地域へ開かれた空間とする1階や、2階の社員食堂、3、4階のオフィスフロアなどを公開した。地下の研究施設では車両を使用したハンズフリーチューニングのデモンストレーションも行った。
竣工式であいさつに立ったクラウス・メーダー社長は、「新本社では約2000人の従業員が働いている。国内外の施設と連携し、日本の産業を支えていく。また、来年3月には横浜市都筑区によるボッシュホールがオープンする。この場所を起点として地域の皆さまと交流を深め、まちの発展に寄与していきたい」と述べた。
横浜市の山中竹春市長は「素晴らしい環境のオフィス、自由な雰囲気の研究開発拠点から新たな活力や新たなイノベーションが増やされることを心から祈念している」と話した。このほか、大林組の矢野基専務執行役員、竹中工務店の濱野裕司執行役員もあいさつした。
この後、関係者らがテープカットと鏡開きを行った。
施設の規模はS一部RC・SRC造地下2階地上7階建て延べ5万3000㎡。建設地は中川中央1-9-32。