島根県益田市は6日、設計・施工一括発注方式(DB)を導入した「市立雪舟の郷記念館改修整備事業」公募型プロポーザルの審査結果を公表した。契約候補者には、徳栄建設・ヤマシタ設計JVを特定した。近く契約する。上限提案額は3億1680万1000円(税込み)に設定している。
業務内容は、同記念館RC造地下1階地上平屋建て延べ491㎡の改修に伴う設計、工事監理、施工の各業務。履行期間は2026年1月31日まで。建設地は同市乙吉町イ1149。
益田市は、古くから雪舟のまちとして知られる。同記念館は、雪舟が晩年を過ごした東光寺跡に建つ大喜庵に隣接して、1990年に益田の歴史文化ゾーン「雪舟山水郷」の中核施設として建設された。以来30年以上が経過し、重要文化財などの借り受け展示が難しくなりつつある展示室やバリアフリー対策が十分でないなどの課題もあり、大規模改修を実施する。