【ECI新病院、戸田JVで7月着工】実施設計は安井事務所/兵庫・宍粟市 | 建設通信新聞Digital

5月1日 木曜日

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【ECI新病院、戸田JVで7月着工】実施設計は安井事務所/兵庫・宍粟市

完成パース


 兵庫県宍粟市は、ECI(施工予定技術者事前協議)方式を採用する新病院整備事業について、戸田建設・神名工務店JVの施工で2025年7月の着工を予定している。10月29日に495万円(税込み)で同JVと実施設計技術協力業務の契約を結んだ。

 業務では、実施設計を担当する安井建築設計事務所と協力して施工実施方針の策定などを進める。

 事業は、電気設備や給排水設備など設備面での老朽化が進行し、患者動線やプライバシー保護、構造設備などの施設機能改修が必要となっている公立宍粟総合病院を東亜林業工場跡地(山崎町中比39―6ほか、3万8678㎡)に移転し建て替える。施工予定者が保有する高度で専門的なノウハウや工法などを設計に反映でき、市場価格を加味したコスト削減と工期の短縮が見込めるため、ECI方式を採用する。

 規模は、病院棟がS造(耐震構造)4階建て延べ1万6500㎡(病床数164床)。このほか院内保育所なども設ける。総工事費は、160億5000万円(税込み)を見込んでいる。25年7月の着工、27年11月の竣工、28年3月の開院を目指している。当初は今年度中の着工を予定していたが、工事費の高騰により、基本設計などを見直した。基本・実施・造成設計は安井建築設計事務所、基本・実施設計コンストラクション・マネジメント業務はプラスPM、開院支援はシップヘルスケアリサーチ&コンサルティングが担当している。

 

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