岩見沢市は、新病院建設工事施工予定者選定の公募型プロポーザルを公告した。2028年春の開院を目指す新病院建設工事で、ECI(施工予定技術者事前協議)方式を採用し、実施設計段階から技術協力業務を実施する施工予定者を選ぶ。参加表明書は21日まで受け付ける。24年4月中旬に最終評価結果を通知する。同下旬に発注者、実施設計者を含む3者で三者協定と技術協力業務契約を結び、25年5月上旬に工事請負契約を交わす予定だ。
参加条件は、建築工事の入札参加資格がA等級に登録されている単体企業。優先交渉権者として特定された企業は、三者協定と技術協力業務契約を結ぶまでに、乙型JVと甲型JVを結成する。
13年度以降に竣工した国内の病院(病床数300床以上に限る)の新築か増築工事の設計(技術協力を含む)または施工実績を求める。増築の場合は、増築部分が病床数300床以上の規模に限る。
JV構成員の資格要件は、各工事の入札参加資格がA等級に登録されており、甲型JVの構成員のうち、少なくとも1社ずつは岩見沢市に本店、支店、営業所を持つ者とする。
実施設計技術協力業務の見積上限額は800万円(税込み)。工事費上限額は307億6000万円(同)を目安とする。
新病院の規模はRC・S一部SRC造地下1階地上9階建て延べ約4万0200㎡。免震構造を採用する。総病床数は462床。設備機械室棟がRC造(耐震構造)平屋約360㎡。
全体事業費に423億円を見込む。事業スケジュールは、実施設計が24年4月から25年6月まで、建設工事が25年7月から27年12月まで、開院準備が28年1月から同年春まで。基本設計は梓設計が担当している。
工事場所は岩見沢市4条東16丁目1番1ほか。