【旧丸井宇都宮店14階ビルに建替え】4月にも解体着手/池上町地区整備事業組合 | 建設通信新聞Digital

5月2日 金曜日

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【旧丸井宇都宮店14階ビルに建替え】4月にも解体着手/池上町地区整備事業組合

中村第1ビル

 宇都宮市中心市街地の池上町にある中村第1ビルが、ホテルなどが入る14階建ての複合ビルに建て替えられることが分かった。池上町地区優良建築物等整備事業組合が施行者となり、2025年4月にも解体工事に着手、28年10月の新施設完成を予定している。 同ビルは、1967年に建設されたRC造地下1階地上9階建てのビル。二荒山神社と東武宇都宮駅の中間に位置し、かつて「丸井宇都宮店」のほか、劇場、映画館などが入居するなど、にぎわい拠点形成の一翼を担っていた。建物の老朽化で現在は空きテナント状態となっている。

 建て替え後の新施設は、低層階に飲食店を導入し、高層階には市内外からの来訪者向けのホテルを設ける予定だ。市のメインストリートである大通りとシンボルロードに隣接し、にぎわいの中心地点である立地特性を生かし、大通り側にゆとりある歩行空間を整備し、LRT(次世代型路面電車)のライトライン西側延伸との相乗効果を生み出すことで、新たな活気とにぎわい創出を目指す。

 同組合は、市の「宮の街ナカXサイト(エキサイト)」の施策を活用し、国の補助事業である「優良建築物等整備事業」の実施に向けて準備を進めている。承認されれば、市内で初の同事業適用・実施となる。

 事業スケジュールは、25年1月に都市計画手続きを開始し、4月に解体工事に着手する。26年4月から新施設の工事に着手し、28年10月の竣工を目指す。

 建設地は、池上町2の地区面積0.2ha。現在の容積率最高限度は600%、建ぺい率の最高限度は80%となっているが、都市計画の変更に伴い、容積率最高限度は750%、建ぺい率の最高限度は70%となる見込みだ。

 

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