建て替え後の新施設は、低層階に飲食店を導入し、高層階には市内外からの来訪者向けのホテルを設ける予定だ。市のメインストリートである大通りとシンボルロードに隣接し、にぎわいの中心地点である立地特性を生かし、大通り側にゆとりある歩行空間を整備し、LRT(次世代型路面電車)のライトライン西側延伸との相乗効果を生み出すことで、新たな活気とにぎわい創出を目指す。
同組合は、市の「宮の街ナカXサイト(エキサイト)」の施策を活用し、国の補助事業である「優良建築物等整備事業」の実施に向けて準備を進めている。承認されれば、市内で初の同事業適用・実施となる。
事業スケジュールは、25年1月に都市計画手続きを開始し、4月に解体工事に着手する。26年4月から新施設の工事に着手し、28年10月の竣工を目指す。
建設地は、池上町2の地区面積0.2ha。現在の容積率最高限度は600%、建ぺい率の最高限度は80%となっているが、都市計画の変更に伴い、容積率最高限度は750%、建ぺい率の最高限度は70%となる見込みだ。