【鹿島】大田区に2.2万㎡/自社開発の物流施設竣工 | 建設通信新聞Digital

5月2日 金曜日

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【鹿島】大田区に2.2万㎡/自社開発の物流施設竣工


 鹿島が、東京都大田区で建設を進めてきた「(仮称)鹿島南六郷物流センター」が竣工した=写真。施設名称は「KALOC南六郷」とした。宮城県富谷市に建設した「KALOC富谷」とともに、同社が設計・施工一貫で開発した国内初の物流施設となる。

 施設規模は、柱RC梁S造4階建て延べ2万2718㎡。建設地は南六郷3-12-2。

 都心部と神奈川方面へのアクセスが良好なマルチテナント型の物流倉庫で、最大2テナントが入居できる。倉庫内は梁下有効高さ5.5m、床荷重1㎡当たり1.5tとした。建物北側のトラックバースのほか、小・中型トラック用の補助バースを設け、倉庫内には標準仕様として荷物用エレベーター4基と垂直搬送機3基を配置した。

 BCP(事業継続計画)対策として、連続72時間給電可能な非常用発電設備を設け、受水槽は屋上に配置した。倉庫床を東京湾平均海面から4m高くして多摩川が氾濫した場合にも備える。LED照明や高性能Low-E複層ガラスを採用したほか、躯体の一部に低炭素型コンクリート「ECMコンクリート」を使用した。BELS(建築物省エネルギー性能表示制度)認証の「ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)」とCASBEE(建築環境総合性能評価システム)建築認証の最高位「Sランク」を取得した。
 

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