名古屋市観光交流局は２６日、ＷＴＯ対象でＤＢ（設計施工一括）方式を採用する「名古屋市国際展示場第２展示館改築事業」の総合評価一般競争入札を再公告した。４月１８日から３０日まで参加表明書を受け付ける。７月１日の開札後、８月上旬にプレゼンテーション審査を実施し、同月中旬に落札者を決定・公表する。１２月上旬に契約する。予定価格は２０９億０９０９万０９０９円（税別）。
　参加資格は設計、施工、工事監理を担う企業で構成するＪＶ。設計企業は、申請区分「測量・設計」、申請業種品目「建築設計・監理」の認定を受け、「設計」を選択していることなど。施工企業は建築工事Ａ等級などを求める。
　概要は、市国際展示場第２展示館改築と現施設の解体・撤去など。築後３７年が経過し老朽化していることや搬出入動線改善のため改築する。改築後の階数は２階以上、延べ床面積は約１万７０００㎡、展示面積は約１万㎡を見込んでいる。事業期間は２０３０年３月３１日まで。所在地は港区金城ふ頭２－２。
　現施設の規模は、Ｓ一部ＲＣ造２階建て延べ８２９９㎡。中規模展示に適した無柱空間を備えている。
　事業者選定支援業務は、三菱ＵＦＪリサーチ＆コンサルティングが担当する。
　同事業は当初、２４年３月に公告したが、辞退を含め事業提案書が要求水準を満たすＪＶがいなかったことから入札中止した。再公告では要求水準書を見直し、予定価格も約２０億円増額した。