
かの国が偉大になるかは別として、関税に世界経済が揺れている。わが国の屋台骨である自動車産業への影響が懸念されるが、逆風に強いと見られている産業もある◆その一つがコンテンツ産業。日本のアニメなどは世界市場で大きな存在感を放っており、関連企業の株価も底堅い。政府は、この産業の海外展開規模を2033年に20兆円に引き上げるべくアクセルを踏んでいる◆そんな折、動画サイトで国土交通省のアニメをよく見かける。日々の暮らしを支える物流産業に焦点を当てており、公開から1カ月で再生回数は3000万回を超えた。まさに「隗(かい)より始めた」格好と言える◆市民生活に不可欠なのは建設産業も同じ。そこでせんえつながら小欄を借りて所管省にお願いが。建設産業のアニメ展開もぜひご検討を。