滋賀県は、国土交通省の「官民連携による地域活性化のための基盤整備推進支援事業(官民連携基盤整備推進調査費)」2025年度1回目配分事業の指定を受けた「大津港の活性化のための基盤整備」について、6月にも港湾施設再整備の基礎調査や概略設計、民間活力導入可能性調査を一括で発注する業務の委託手続きを開始する。選定手法はプロポーザルになる見込みで、今夏に特定する予定だ。業務期間は2025年度末まで。
業務の対象となる港湾施設は係留施設、港湾緑地、噴水施設。事業費は2760万円で、そのうち国費は1380万円となっている。
3月にまとめた「大津港活性化・再整備基本構想案」によると、26年度には、港湾施設の詳細設計に着手する予定だ。基本構想の策定業務はハートビートプランが担当している。
大津港は、大津市の中心部に位置する。遊覧船の発着拠点であるとともに、ターミナルや緑地を含めたレジャー施設を有する観光拠点で、JR線や私鉄線、高速道路が近接することから、市内外から観光客が訪れている。
22年には港内にサイクルステーションを開設。24年には京都市蹴上~大津市三井寺までだった疏水船を大津港まで延伸した。大津港隣接地では、新しい琵琶湖文化館の建設が決定するなど、大津港周辺の整備が進んでいる。
港周辺で民間の活動が活発であるのに対して、 港自体の整備は遅れており、 観光の拠点としての機能向上のための再整備が求められている。
県は、早期に港湾施設再整備を図り、エリアを活性化することで背後や周辺の民間施設の再整備・再開発の誘発につなげたい考えだ。
業務の対象となる港湾施設は係留施設、港湾緑地、噴水施設。事業費は2760万円で、そのうち国費は1380万円となっている。
3月にまとめた「大津港活性化・再整備基本構想案」によると、26年度には、港湾施設の詳細設計に着手する予定だ。基本構想の策定業務はハートビートプランが担当している。
大津港は、大津市の中心部に位置する。遊覧船の発着拠点であるとともに、ターミナルや緑地を含めたレジャー施設を有する観光拠点で、JR線や私鉄線、高速道路が近接することから、市内外から観光客が訪れている。
22年には港内にサイクルステーションを開設。24年には京都市蹴上~大津市三井寺までだった疏水船を大津港まで延伸した。大津港隣接地では、新しい琵琶湖文化館の建設が決定するなど、大津港周辺の整備が進んでいる。
港周辺で民間の活動が活発であるのに対して、 港自体の整備は遅れており、 観光の拠点としての機能向上のための再整備が求められている。
県は、早期に港湾施設再整備を図り、エリアを活性化することで背後や周辺の民間施設の再整備・再開発の誘発につなげたい考えだ。