東京都財務局/エイト日技に決定/環七地下調節池主要施設の概略検討 | 建設通信新聞Digital

6月27日 金曜日

関東・甲信越

東京都財務局/エイト日技に決定/環七地下調節池主要施設の概略検討

 東京都財務局は、環状七号線地下広域調節池の延伸による地下河川整備に向けて施設配置などを検討する「環状七号線地下河川(仮称)基礎調査委託」を希望制指名競争入札した結果、3847万円(税別)でエイト日本技術開発に決めた。同者とフジヤマ、パシフィックコンサルタンツの3者が申し込み、フジヤマは辞退した。
 業務では、過年度の関連業務で検討したトンネル線形5ケースを対象に、ルート案や施設整備箇所を精査する。主要施設の配置検討などを経て、工事の難易度や課題、最新技術の適用可能性を検討する。
 各ケースでの全体概略工程や工種・施行箇所別の概略工程も検討していく。地上部での施工が必要な場合は、段階別の工事ヤードの範囲や使用期間などを複数提案し、概算事業費や地域への影響を比較する。履行期間は2026年10月30日まで。
 検討対象流域は、▽神田川流域(河川長さ約52.3㎞、流域面積約105km2)▽白子川流域(長さ約10㎞、面積約25km2)▽石神井川流域(約25.2㎞、約73.1km2)▽目黒川流域(約30.3㎞、45.8km2)▽呑川流域(約17㎞、約17.7km2)--の5流域。
 関連する「環状七号線地下河川(仮称)における治水対策検討委託」はパシフィックコンサルタンツが担当している。