調味料食品の製造販売を手掛けるエバラ食品工業は、茨城県下妻市のしもつま中央工業団地に新工場を新築する。今後数期に分けて製造体制を整備する方針で、第1期の操業開始時期は2028年を目指す。同工業団地を開発する下妻市開発公社と6月30日、用地取得の土地売買契約を締結した。取得額は約21億円。敷地面積は、同社の工場用地としては最大規模の6万1125㎡となる。
建設地はしもつま中央工業団地(下妻市古沢、袋畑の各地内)約37.4haのうち、「区画2」約6.1ha。公社が開発行為の手法で進めていた造成工事は、今年5月に竣工した。
新工場の名称は「茨城工場(仮称)」。エバラ食品工業は新工場の建設により、国内の生産体制を再編する。
団地内の土地のうち1号区画約19.03haはカルビー、3号区画約3.7haはプレジィールが進出する予定で、公募区画は完売となった。