愛知県/大高緑地の将来構想検討/民活視野に対話型調査 | 建設通信新聞Digital

9月11日 木曜日

中部・北陸

愛知県/大高緑地の将来構想検討/民活視野に対話型調査

 愛知県は、一般会計に186億7707万9000円を追加計上する2025年度9月補正予算案をまとめた。補正後の一般会計総額は、2兆9720億6557万7000円となる。
 県営都市公園大高緑地のリニューアルに向けた将来構想の検討に、26年度までの債務負担行為限度額1億7847万円を新たに設定した。環境影響調査や民間活力導入を見据えたサウンディング(対話)型市場調査を実施し、構想をまとめる。
 同公園の敷地面積は121.2ha。23年度に園内のプール跡地約2.5haなどのPark-PFI(公募設置管理制度)を活用した整備・運営事業者公募が不調になったことや、新たな用地の買収がおおむね完了したことから、将来構想を検討する。補正予算成立後、早期に事業者選定の入札を公告する。
 一時保護所整備には26-28年度までの債務負担行為限度額25億0808万1000円を設定した。一時保護所に入所する児童の環境改善と受け入れ体制強化のため、三河地方の一時保護所を移転整備する。DB(設計施工一括)方式を採用し、25年度内に事業者を選定する。設計・建設期間は26-28年度。29年度の供用を目指す。
 このほか、道路・街路事業費に138億3800万円、河川・海岸事業に11億5000万円、港湾事業に8億6100万円を計上した。