【常陽銀行】よこすか建設で撤去着手/2.9万㎡本店新築予定地 | 建設通信新聞Digital

11月6日 木曜日

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【常陽銀行】よこすか建設で撤去着手/2.9万㎡本店新築予定地

舗装・構築物撤去工事が進む


 常陽銀行は、水戸市で計画している延べ約2万9000㎡の新本店ビル建設予定地で、舗装・構築物撤去工事に着手した。よこすか建設(ひたちなか市)が同工事の施工を担当し、工期は12月26日まで。2026年1月上旬に新築着工し、28年4月下旬の完成を目指す。

 このプロジェクトは「常陽銀行新本店新築工事」。規模はS一部SRC造地下1階地上8階建て延べ2万9183㎡。高さは44.90mで免震構造を採用する。建築面積5129㎡。事務所、銀行、自動車倉庫の機能を備える。設計は日建設計が担当した。

 フロア構成では、1階に地域貢献施設、2階に本店営業部、3階に会議室や応接室、研修施設、4-7階は執務室と会議室、8階に食堂を設ける。建物中央のコミュニケーションボイドは吹き抜け空間とした。建物のメインエントランスとなる南東側角のスペースは、地域の利用を想定し、ゆとりのあるスペースとする。

 新本店ビルの内装などには、茨城県産材を積極的に活用する。自然採光や自然換気、井水利用のほか、エネルギー効率の高い照明・空調設備を導入し、ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)Readyの認証取得を目指す。

 コンセプトは、▽地域との共生▽新たな価値の創造▽持続可能な地域社会への貢献▽安心安全の提供–の四つを掲げる。新原事務センター(水戸市)と友部研修センター(笠間市)の機能も新本店ビルに集約する。

 計画地は大町2-485ほかの敷地7476㎡。

 現在の本店ビルの規模は、延べ1万3193㎡。設計は日建設計、施工は清水建設が担当し、1965年に竣工した。所在地は南町2-5-5。現在の本店ビルの跡地は、周辺地域の活性化に向けた活用を検討する。

 

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