【工事安全】危険車両を検知 ミライトの「車両飛び込まれ」警告システム | 建設通信新聞Digital

4月28日 日曜日

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【工事安全】危険車両を検知 ミライトの「車両飛び込まれ」警告システム

「ドレミ」の現場使用状況


 ミライトが開発した車両飛び込まれ警告システム「ドレミ」が、9月20日付で国土交通省の新技術情報提供システム(NETIS)に登録された。
 同社は、車線規制を伴う工事で交通誘導員や作業員の安全を確保するには、工事中の表示板設置などの従来対策に加え、危険にいち早く気づき退避することが効果的と判断し、回転灯とブザーで警告を発するシステムを開発した。
 ドレミは、規制車線を走行してくる車両のみを検知でき、隣接している追い越し車線などの車両を誤検知することはないという。
 使用方法は、レーダー照射部を車両がくる方向に向けて設置し、道路状況に応じた距離と速度を設定するだけ。現場からの距離は20、30、40、50m、速度は時速10、50、60、70㎞以上から選べる。
 工事現場で設定した距離の地点において、設定した速度以上の車両を検知すると警告を出す。警告の発出から、車両が規制エリアに到達するまでには2、3秒程度あるため、退避や身構える時間をかせげ、人身事故の被害を低減できる確率が上がる。同時にドライバー側への警告にもなる。
 希望小売価格は80万円(本体、三脚、収納箱)で、年間30台の販売を目指す。現在、高速道路用の仕様も検討中という。