日本レストルーム工業会(名古屋市、喜多村円会長)は、温水洗浄便座の利用機会拡大に向け、パブリックトイレに温水洗浄便座を設置していることを示すシンボルマークを策定した。洋式・和式トイレのマークとあわせて、日本工業規格(JISZ8210・案内用図記号)に登録された。
国内の住宅における温水洗浄便座の普及率は約80%に上っており、公共施設での設置も広がっている。外国人を対象にしたアンケートでは、旅行中に「必ず温水洗浄便座があるトイレを使う」「できるだけ温水洗浄便座があるトイレを使う」との回答が8割を超えるなど、ニーズが高い。ただ、公共施設のトイレでは温水洗浄便座が設置しているかどうかが外からでは分からない場合が多い。また、洋式、和式トイレについても、ドアの外側からどちらのタイプか判別できないことが多い。
同工業会では、温水洗浄便座の有無がおもてなしの基準になると考え、シンボルマークを作成することにした。
今後、トイレ内や施設案内板、パンフレット、ウェブサイト、商業施設、ホテルなどでの活用を提案する。図記号は、自由に活用できるよう、同工業会のホームページで公開する。
公式ブログ
【おもてなしの基準】温水洗浄便座マークがJIS登録 レストルーム工業会HPに図記号データ公開
[ 2019-02-24 ]