【建具ユニット化】同業他社からの需要も開拓/上原子建工 | 建設通信新聞Digital

1月21日 水曜日

公式ブログ

【建具ユニット化】同業他社からの需要も開拓/上原子建工

上原子社長

上原子建工(千葉県八千代市、上原子巧社長)は、自社工場による木製額縁・建具枠のユニットシステム化を進めている。上原子社長は「自社施工の現場で、省人化により労務費6割削減を実現した。利益率では約25%相当の貢献となった」との成果を元に、「5年以内に、同業他社が施工する現場向けの製造・納入の実績をつくり、事業として確立したい」と展望する。

以前は部材ごとに搬入された木の材料を、技能者が現場で1本ずつ間配りしながら長さを計測、切断し組み立て取り付けていた。窓サッシなどを参考に「同様に工場で組み立てまでできるのでは」とユニットシステム化を着想。自社の倉庫を拡充するなどの投資を経て、2010年代半ばに大規模マンションの現場で導入を開始した。

工場での組み立てによる効率化のほか、木くずなどの廃棄物減少も現場負担を軽減し省人化につながった。さらに「ユニットシステム化すれば、未経験の入職者でも1年ほどで戦力になる。こうした早期の戦力化は会社だけでなく入職者にとっても魅力だ。一方、熟練者からは立ったり、しゃがんだりの動作が少なくなるなど肉体的負担の軽減を評価する声もある」との強みも語る。

施設別では、マンションのほか、老人保健施設やホテル、学校などで実績を積んでいる。珍しい例として「テーマパーク内施設など、複雑なデザインの場合も工場で組み立てておいた方が効率的になる」とも補足。

ユニットシステム施工のようす


現在は同業他社の現場向け展開を意識し、ユニット化できる品目の追加に向けた検討・試作や、営業提案の強化に取り組む。将来について「業界全体で見て、技能者が増えるとはほぼ考えられない。『少ない人数で現場をこなしたい』という需要はどの会社にも生じる」と見通し、M&A(企業の合併・買収)も視野に入れてユニットシステム化の展開拡大を図る。

 

【公式ブログ】ほかの記事はこちらから

建設通信新聞電子版購読をご希望の方はこちら