施工現場のデジタル化が進む中、日立建機の「Solution Linkage(以下、SL)」シリーズから、SL-Survey、SL-Point Cloud、SL-Compactorの3ソリューションがNETISの令和7年度推奨技術に選定された。3ソリューションはそれぞれ、土量計測、点群生成、転圧管理という施工の主要分野を高度化し、個々の機能だけではなくクラウド連携によって工程全体の効率化と品質向上を同時に実現する機能を持っている。
SL-Surveyは、スマートフォンを活用した3次元計測ソリューションである。特別な機器操作の知識がなくても、現場担当者が短時間で高精度な現況データを取得できるのが特徴である。対象物を一周撮影するだけで、土量や岩塊、産廃などを簡単に計測することが可能となる。日々の数量管理や巡回計測でデータを蓄積することで設計図面との差分を把握し、手戻りや再測量の削減、施工管理や判断の効率化を図ることができる。
SL-Point Cloudは、UAV(ドローン)などで撮影した空中写真をクラウドにアップロードするだけで、自動的に3次元点群データを生成するソリューションである。一般的な空中写真測量は、写真撮影後に高性能なパソコンや高価な点群生成ソフトを使用し解析する必要があったが、これらの購入が不要となり経済性が向上した。さらに、処理時間や人の介在時間を短縮し省力化を実現する。
SL-Compactorは、クラウド型転圧管理ソリューションである。転圧機に装着した転圧管理システムで施工データを取得、ガイダンスモニタで転圧状況を確認できるほか、クラウドで帳票作成も可能である。施工状況はクラウドサーバを経由してリアルタイムに共有でき、従来のRI法や砂置換法による締固め管理に比べ経済性や生産性の向上が図れる。
これらの技術は、国土交通省が推進しているICT施工StageIIの推奨技術に準拠しており、「工事プロセス全体の生産性向上」と「さらなる省人化」に寄与するものである。今後もあらゆるステークホルダーに「革新的ソリューションを提供したい日立建機グループの想い」を実現するため、建設業界が抱える人手不足や高齢化といった課題解決に向け、安全性と生産性を高めるソリューションをお客さまへと提供し続けていく。


