千葉県松戸市は10日、「 松戸市新庁舎整備基本計画(現地建て替え)策定業務委託」の一般競争入札を事後審査型で公告した。参加申請は24日まで受け付ける。8月17日に開札する。
資格要件は、市の名簿の測量コンサルタント部門「建築:建築一般」で登録していること。過去10年以内に、国か地方自治体、独立行政法人が発注した延べ1万㎡以上の庁舎建設に関する基本計画か基本設計を履行した実績を求める。
業務内容は、現地で建て替える新庁舎整備の基本計画策定。予定価格は2億1750万円(税別)で、最低制限価格も設ける。履行期間は2027年12月28日まで。
市は、新庁舎建て替え場所として、現地建て替えと新拠点ゾーン移転を比較検討し、現地建て替えに決めた。比較検討の中で、現地建て替えの事業費は656億8000万円、事業期間は9年0カ月と試算している。
比較検討では新庁舎の規模を延べ3万7000㎡に設定した。現在の本館と新館を解体したスペースに高さ約70mで地下1階地上15階建ての新庁舎を建設し、耐震性のある議会棟と別館は、新庁舎整備期間中も継続して使用する。新庁舎完成後に議会棟と別館は解体撤去し、来庁者用駐車場を整備する。
事業手法は、DB(実施設計・施工一括)方式の採用を想定する。26年度に基本計画、27年度に基本設計、28年度にDB事業者を選定し、29年度から実施設計を進める。30年度に建設工事に着手し、34年度の完成を目指す。
市役所移転ではこれまで、新拠点ゾーンへの移転が計画されていた。25年6月の市長選で市役所移転計画の白紙撤回を公約に掲げて初当選した松戸隆政市長は、ゼロベースで議論する考えを示していた。同ゾーン南側の国有地8745㎡は、24年9月末に売買契約を締結済み。
現在の市庁舎のうち、耐震性の確保などが喫緊の課題となっている本館と新館は仮庁舎に移転する。移転先は松戸ビルヂング(事務所棟と商業棟)、都市綜合開発第3ビル、松戸駅周辺賃貸施設など。27年3月末までの移転完了を目指す。
新拠点ゾーンへの移転を想定した「松戸市新庁舎整備基本計画(第1ステップ)策定業務委託」と「新庁舎整備に係る費用比較等検討業務委託」は、山下設計が担当した。
