【東京音大】新キャンパスが完成! 「音楽のみち」で中目黒と代官山をつなぐ | 建設通信新聞Digital

4月29日 月曜日

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【東京音大】新キャンパスが完成! 「音楽のみち」で中目黒と代官山をつなぐ

 東京音楽大学(東京都豊島区、鈴木勝利理事長)は29日、東京音楽大学中目黒・代官山キャンパスの竣工式を東京都目黒区の現地で開いた。設計・監理は日建設計・戸田建設JV、施工は戸田建設が担当した。

代官山からのアプローチ。中央は中目黒と代官山を結ぶ「音楽のみち」

 神事では、鈴木理事長、亀井忠夫日建設計社長、今井雅則戸田建設社長らが玉ぐしをささげた。続いて、都市緑化機構などが協賛する第28回緑の環境プラン大賞「おもてなしの庭部門」の大賞を受賞した「みどりの鎌倉街道」の受賞記念プレートの除幕式が行われた。

鈴木理事長

 祝賀会の冒頭、鈴木理事長は「地域の皆さまや教職員を始め関係者の皆さまのおかげで、この土地に素晴らしいキャンパスを建てることができた。地域や目黒区に溶け込み、世界へ日本の音楽文化を発信する拠点としたい」とあいさつした。
 続いて、鈴木理事長から亀井社長と今井社長へ感謝状を贈呈した。亀井社長は「カフェテリア、音楽の森、鎌倉街道など、実現したいと考えたものが無事つくれた」と述べた。今井社長は「音楽と自然との調和を生み出すこの新キャンパスが学生の新たな出発点、地域との交流拠点として多くの人に愛されるよう願っている」と完成を祝った。

感謝状を受ける亀井社長

感謝状を受ける今井社長


 同キャンパスはRC一部SRC造地下1階地上3階建て延べ1万7719㎡。周囲や街並みと調和するデザインを目指し、低層部は杉板本実型枠の柔らかなコンクリートの外壁を採用した。また、敷地の中央に中目黒と代官山を結ぶ「音楽のみち」や、交流や体験拠点となる広場のほか、教育設備として木の素材感や自然の木漏れ日の中で演奏を楽しめる400人を収容できるホール、最新のレコーディングスタジオなどが整備された。同キャンパスは4月に開校し、2年生以上の学生が学ぶ。

音楽ホール

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