【関東整備局】「太平洋岸自転車道」統一ロゴデザイン・コンペを実施 横浜美大・小柳さんに選定証 | 建設通信新聞Digital

4月29日 月曜日

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【関東整備局】「太平洋岸自転車道」統一ロゴデザイン・コンペを実施 横浜美大・小柳さんに選定証

 関東地方整備局は12日、太平洋岸自転車道の統一ロゴを作成した、横浜美術大ビジュアルコミュニケーションデザインコース3年の小柳沙也華さんに選定証を贈呈した。さいたま市のさいたま新都心合同庁舎2号館で開いた贈呈式で、選定証を手渡した山本悟司道路部長は「シンプルで分かりやすい点が評価された」と講評し、「統一ロゴの下で、たくさんのサイクリストが楽しめるような環境整備を進めていく」と意気込んだ。

選定証を受け取る小柳さん(右)と山本道路部長

 太平洋岸自転車道は、千葉県銚子市~和歌山県和歌山市の太平洋沿岸を通る延長約1400㎞の自転車道構想。統一感を持った自転車道整備を進めるため、通過する6県(千葉、神奈川、静岡、愛知、三重、和歌山)の大学を対象に統一ロゴのデザイン・コンペティションを実施した。関東、中部、近畿の各整備局と沿線自治体が3月に開催した第2回太平洋岸自転車推進協議会で、応募のあった5作品から小柳さんの作品を選定した。
 小柳さんの作品は、日本の代表的な吉祥文様の1つである青海波をモチーフに太平洋の波をデザインし、6県にまたがることを6つの波で表現している。自転車でスローツーリズムを楽しむ国内外の人に、太平洋の美しさが印象に残ることを意識して作成したという。日本語と英語のほか、色以外の計4パターンのロゴを作成した。

統一ロゴの1つ

 贈呈式で小柳さんは、学外のコンテストなどで受賞するのは今回初めてとのことで、「すごくうれしい」と喜びの声を上げた。

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