【ダムの魅力を発信】シンポジウム「with Dam Night2019」 ダムを愛する約90人が参加 | 建設通信新聞Digital

4月29日 月曜日

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【ダムの魅力を発信】シンポジウム「with Dam Night2019」 ダムを愛する約90人が参加

 ダム工学会(門松武会長)は6月28日、東京都中央区の月島社会教育会館で、ダムの魅力を発見・発信するシンポジウム「with Dam Night2019」を開いた。「ダム礼賛」をメインテーマに据え、5つの講演を実施。ダム愛好家やダムのプロフェッショナルら約90人が参加し、熱心に耳を傾けた。
 冒頭、あいさつに立った小長井一男副会長は「ダムの美学が今回のテーマの1つだと考えている。きょうはさまざまな観点からダムの美学を語ってもらえると楽しみにしている」と語った。
 シンポジウムでは、ダムマイスターの町田奈桜氏が「ダムから始まる! ダムから広がる! 学びの輪」、富士常葉大の竹林征三名誉教授が「ダム陰翳礼賛 ダムの美学を追い求めて」、埼玉県立歴史と民俗の博物館の後藤知美学芸員が「ダムで辿る、埼玉の水害と湖底の故郷」と題してそれぞれ講演した。
 続いてテレビ番組などの編集を手掛ける飯干洋佑氏が「プロ直伝! 魅せる空撮ダム技法」というタイトルでドローンでの魅力的なダムの撮影法や撮影した映像を編集する際の注意点などについて解説。飯干氏が撮影したドローンならではの映像がスクリーンに映ると会場からは感嘆の声が上がった。
 最後に登壇した西松建設西日本支社四国支店横瀬川ダム出張所の岩川真一所長は、「間近で迫力のあるダムナイトツアー 人はダムになぜ魅了させられるか」をテーマに講演。日本初の側水路減勢方式を採用したダムである横瀬川ダムについて、その特徴や施工時の苦労、ナイトツアーを開催するようになった経緯などを説明した。岩川所長は「ツアーの参加者からはたくさんの応援のメッセージをかけてもらい、難しいダムをつくるためのやる気とエネルギーを与えてもらった」と語った。

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