日本建設業連合会は1日、神戸市が神戸市内で進めている西部処理場北系水処理施設築造工事(土木)(施工=戸田建設・岩田地崎建設JV)の現場で、「けんせつ小町活躍現場見学会」を開いた。小学生とその保護者(4組・13人)が参加、大規模構造物のスケールを体感し、ものづくりの魅力も体験した。
同JVで働く、戸田建設の築館雪花さんが、建設業の仕事や現在進めている工事の内容について説明し、その後、王子哲さん、戸田建設、岩田地崎建設の他の現場で働く小町の案内で現場を見て回った。

閉会に当たり、同工事の山本正幸作業所長が「いろいろなことに興味を持ってほしい。そして将来、建設業界に入ってもらえたらうれしい」とあいさつした。見学会を終え、入社5年目の小町、築館さんは「大勢の人と関わることができるのが建設業の魅力。現場監督の仕事はその大勢の人の中で潤滑油になると思う」と語った。ことし4月に戸田建設に入社した王さんは「ものづくりが好きで、大学では土木を第一志望にした。技術を身につけたい」と述べた。
同工事では、中央水環境センター敷地内で処理能力日量5万m3の水処理施設を築造する。最終沈殿池、生物反応槽、最終沈殿池各5池とろ過池4池を整備している。