東芝プラントシステムは、スパークス・グループの子会社であるスパークス・グリーンエナジー&テクノロジーが設立したSGET片品メガソーラーが群馬県片品村に計画している「SGET 片品メガソーラー発電所」の建設に着手したと発表した。120.9haのスキー場・ゴルフ場跡地に発電容量55メガワットのメガソーラー発電所を建設する。
プロジェクトでは、起伏のある地形や冬季の積雪など、特殊な環境にも対応できる信頼性の高い発電システムの設置が求められていることから、これまで建設が困難な地点で多くのメガソーラー案件を手掛けてきた同社の施工実績が評価され、受注に至った。
太陽光発電は、FIT(固定価格買取制度)の後押しもあって、遊休地や広大な未利用地に開発計画が進められ、数多くの発電所が稼働した。一方で、比較的大規模でも軟弱地盤や山間部など、建設条件の制約により対応できる建設企業が限定されることから、FITの認定を受けても計画が進んでいないメガソーラープロジェクトが残存する。
同社はこうしたプロジェクトを含め、今後もメガソーラープロジェクトの積極的な受注活動を展開していく方針。