【福島第一原発・廃炉取り組み】東芝グループが線量低減対策で内閣総理大臣感謝状など受領 | 建設通信新聞Digital

4月20日 土曜日

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【福島第一原発・廃炉取り組み】東芝グループが線量低減対策で内閣総理大臣感謝状など受領

 東芝、東芝エネルギーシステムズ、東芝プラントシステム、東芝電力放射線テクノサービスは、協力会社とともに実施した東京電力福島第一原子力発電所での廃炉の取り組みの「3号機原子炉建屋使用済燃料プールからの燃料取り出しに向けたオペレーティングフロアの線量低減工事」で内閣総理大臣感謝状、「2、3号機原子炉格納容器内部調査」で経済産業大臣感謝状を受領した。

安倍首相(中央)と感謝状を受け取った東芝プラントシステムのチームメンバー

 東芝グループは、3号機のオペレーティングフロア線量低減工事で除染と遮へいを組み合わせた線量低減対策を実施し、1時間当たり数百mmシーベルトという高い空間線量率から、有人作業が可能な同1mmシーベルト以下まで低減した。高線量下での遠隔操作技術導入などによって、徹底した被ばく低減を行いながらオペレーティングフロアの線量率低減を完遂したことが高く評価された。
 また、国際廃炉研究開発機構(IRID)の組合員として、2、3号機の燃料デブリ取り出しに向け、原子炉格納容器内部の状況把握を目的とした内部調査を実施。アクセス性や線量率の条件が厳しい中で確実に動作する遠隔調査装置・ロボットを開発し、調査で燃料デブリ取り出し作業の計画に役立つ重要な情報を得たことも高い評価につながった。

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